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レベル4を見据えた自動運転車両を核とした 次世代都市交通システムの実証実験を実施

 Osaka Metroは、2025年大阪・関西万博会場内外の輸送におけるレベル4を見据えた自動運転車両を核とした次世代の交通管制システムの提供を目指し、2022年3月1日から4月26日に、舞洲スポーツアイランド内の「舞洲実証実験会場」と、コスモスクエア駅から舞洲実証実験会場間の公道で実証実験を行っている。
 本実証実験は、あいおいニッセイ同和損害保険㈱、㈱NTTドコモ、㈱大林組、関西電力㈱、㈱ダイヘン、凸版印刷㈱、日本信号㈱、パナソニック㈱、BOLDLY㈱と共同で行うもので、Osaka Metroは、多様なモビリティをシームレスにつなぎ、新たな移動価値やサービスを提供する都市型MaaSの実現を通して、利用者の日常生活の質の向上と大阪の発展への貢献を目指すことになる。さらに、将来的には本実証実験で得られたノウハウを、都市OSとの連携に活用し、「いのち輝く未来社会」づくりに貢献していく。
 本実証実験は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会及び大阪商工会議所が、企業等による万博開催の機運醸成と未来社会を見据えたイノベーション創出に向けた「夢洲における実証実験の公募」を実施し、これに提案し採択されたもの。
 なお、都市OSとは、都市に存在する膨大なデータを蓄積・分析するとともに、他の自治体や企業、研究機関などと連携するためのデータ連携基盤で、「相互運用(つながる)」「データ流通(ながれる)」「拡張容易(つづけられる)」という3つの要件から成り立っている。