トラック展示会で注目されているトラックとは

トラック展示会で展示されているもの

各地でモーターショーのような普通車の展示会は有名ですが、普通車だけでなくトラック専門の展示会があります。
トラックといっても、大きく重い荷物を運ぶような大型トラックだけでなく、小さな荷物やお弁当などを配送する小型トラックまで、様々なトラックが展示されているのです。
また、車体だけが展示されているのではなく、搭載されている最新のエンジン、ドライバーにとって大切なシート、タイヤ、ハンドルなどパーツに分かれて展示されています。
さらに、個性的な展示物として「デコトラ」と呼ばれる、派手なラッピングがされているトラックが展示される場合もあります。
トラック展示会は見るだけでなく、ドライバーのために、実際に触れて乗り心地を確かめることのできる体験型が多いです。
また、トラックを導入する企業に向けても、最新技術に注目してもらうため、環境対策や事故防止などの展示があります。

注目のアイデアを見られる展示会

トラック展示会では、実際に搭載されている最新技術を見られるだけでなく、まだ導入されていない、将来導入が検討されている最新アイデア技術も見ることができます。
例えば、ドライバー不足を抱える物流業界のために開発されている、1度で現在より多くの荷物を運ぶ技術です。
現在日本では、トラックの長さが21mまでと規制されていますが、規制を緩和するために国との共同開発されたトラックが展示されています。
また、普通車と比較して運転の負担が大きく、長距離運転もすることがあるドライバーのために、荷物の積み下ろしを行わない「荷役と輸送の分離」の技術を搭載したトラックもあるのです。
これは運送時間の短縮に繋がるだけでなく、女性ドライバーの採用が増えてきている業界のことを助ける技術ともなります。
また、環境のことを配慮した小型の電気トラック、そして自動運転技術を活用した無人配送トラックにも注目です。
スマホを利用して配達日を決め、無人配送トラックが配送する技術ですが、人手不足解消だけでなく、ドライバーの高齢化対策にもなるでしょう。
このように展示会では、最新技術やアイデアが1度に見て、体験することが出来ます。