たくさんの物流企業があり、多くの荷物をトラックで運搬しています。
事業用のトラックは普通車とは違い、重い荷物を運ぶためディーゼルエンジンを積むディーゼル車が多く使用されているのです。
ディーゼルエンジンはトルクが太く、重い荷物を運ぶのにも優れています。
坂道でもシフトダウンすることなく坂道を登りきれるほどです。
また、ガソリンエンジンと比較するとディーゼルエンジンは、多くの空気を圧縮し、燃料を燃やすため熱効率が高いところも特徴でしょう。
熱効率が高いため、高い熱エネルギーにも耐える耐久性にも優れています。
さらに、修理が簡単で故障しにくいのも特徴です。
スパークプラグがあるガソリンエンジンとは違い、ディーゼルエンジンはスパークプラグがないので構造が簡単に出来ているため、修理もしやすくなっています。
ガソリンエンジンには搭載されていない排気ブレーキは、排気を抑え、シリンダの圧力を上げ、ピストンの動きを抑制することでブレーキとして働くものです。

大きな車体に重い荷物を運搬する大型トラックのエンジンは、これまで燃費が悪く環境問題にもなっていました。
しかし、最新のディーゼルエンジンでは小型化にも成功し、排気量7,790ccの高燃費エンジンが開発されました。
排気量7,790ccはこれまでのディーゼルエンジンの半分の量となっています。
さらに小型のエンジンも開発されていますが、このようにエンジンが小型化されているのは、2016年10月以降の排ガス規制対策によるものです。
また、これまでと違いターボチャージャーが装着され、パワーやトルクが向上しました。
排気ガスの低減だけでなく、燃費向上にも繋がっています。
このように最新のエンジンは小型化されただけでなく、燃費を良くすることにより、環境にも配慮されたエンジンが多く開発されているのです。
これから最新トラックの導入を考える企業のために、展示会に出展することで、多くの人に最新技術を知ってもらうことができます。