◆ ここに人あり
 
  TOPここに人ありTOP>2008年7月

トラック産業界を支える人物にスポットをあてたインタビュー記事。月刊ニュートラックでも好評のコンテンツ(毎月末に更新)
いすゞ車体梶@架装事業所商品開発部・シニアスタッフ 野本 哲也氏

一貫してトラックシャシと車体のマッチングを追求
一般にトラックの製作は、自動車メーカーが上物まで含めて生産するメーカー完成車と、キャブ付きシャシに外部の車体メーカーが用途別の上物を架装して完成するものに大別できる。外部の車体メーカーが架装する場合、自動車メーカーは強度や荷重バランスなどから型式別に「架装要領書」を提供して安全を期している。この「架装要領書」を作成する為にはシャシだけでなく上物にも精通していなければならない。今回のゲスト、いすゞ車体渇ヒ装事業所の野本哲也氏(商品開発部・シニアスタッフ)は、一貫してシャシ側から特装車を見て来られた方である。最近、普通トラックもメーカー完成車が多くなっているが、用途によってシャシの改造も不可欠。野本氏はシャシ側から特装車を見ることの出る数少ない人材である。

いすゞ車体へのご入社は?
平成元年ですのでちょうど20年になります。当時はいすゞ特装開発という社名ですが、大学に寄せられていた募集案内を見て、自宅からも近いので会社の説明だけでも聞こうと思って訪問したら、社長も専務も出てきて面接されまして、簡単な試験も受けさせられて“採用”という事になってしまいました。


どんなお仕事を?
最初は架装要領書の作成です。まだCADもなくて、結構大変な仕事でしたね。


大学も工学系ですか。
はい、湘南工科大学(前相模工業大学)の機械科です。子供の頃から物作りが好きでしたので進路は工学系かなと…


若い時分からそういう方面の趣味も?
ええ、プラモデルの戦車とか色々。ただ、私の場合はパーツも全て手作りなので、大作になると3年もかかってやっと1台完成という状況でした。


今は本物のトラックシャシを切ったり繋いだりする世界ですから楽しいでしょう。

仕事ですから楽しいというと語弊がありますが、性分に合っていることは確かです。


いすゞ特装は、トラック産業界に非常に大きな役割を果たした会社ですが、その後紆余曲折を経ていすゞ車体になりました。その間、野本さんは?
いすゞ特装で6年ほど経た頃に、メーカーといすゞ特装と東京いすゞ自動車の3社出資で、改造専門のいすゞ車体開発が立川に発足して異動しましたが、3年で解散になって、次にバンボデーを中心のアイビーテックに移りました。それまで、小型車を手がけたことはなかったのですが、初めてエルフを勉強しました。それで図面づくりが概ね終わった頃にまた解散になってドレスアップセンターに移りました。その後、いすゞ特装開発と一緒になっていすゞ車体が発足しています。


一貫してシャシの改造設計ですね。
そうです。シャシメーカーでもないし上物メーカーでもないのですが、意外にこういう仕事がわかる人間は少ないです。

現在も同じようなお仕事ですか。
ご存じのようにいすゞ車体は、シャシメーカーと共に上物メーカーさんに協力頂いて、完成車ボデーを製作しています。しかし、用途に応じた特装ニーズは今も変わっていなくてシャシ改造は必要不可欠です。手間暇かかる仕事ですが、内容がわかる人も少なくなってきました。


本日はお忙しいところ有り難うございました。

苦手な水泳を克服 トライアスロンにチャレンジ

ガッシリした体型ですが、何かスポーツを?
入社間もなくの頃は休日は自由になりましたので、トライアスロンをやっていました。最初は泳ぎが全くダメだったのですが、少しずつ上達して自転車、ランニングを加えた成績も次第に良くなってきました。
今は?
実はシャシ改造の仕事が集中するものですから、休日の休みも取れなくなって中断しています。でも少しメタボも気になるので、そろそろ始めようかなと…。
休日はどんな過ごし方を?
これまでは、なかなか計画が立てられなかったので、体を休めるか映画を観に行くくらいでしたね。


いすゞ車体梶@架装事業所商品開発部・シニアスタッフ 野本哲也氏のインタビュー記事は、専門誌「月刊ニュートラック2008年7月号」に詳細を掲載しています。 



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