増田周作のおはようコラム

野口雨情の横顔
10月16日(木) 更新

温めた詩魂が一気に噴出した雨情の40歳前後

 野口雨情の代表作として有名なものは、童謡系では「十五夜お月さん」「七つの子」「赤い靴」「青い目の人形」「シャボン玉」「雨降りお月さん」、新民謡系で「船頭小唄」「波浮の港」などが挙げらよう。現在の子供はどうか知らないが、これらの童謡の歌詞とメロデーは、我々の世代では全部頭に入っていた。それらの童謡と人生の哀愁を歌った「おれは河原の枯れすすき」の「船頭小唄」はまったく別種の歌のように思われるが、それらの歌は集中して大正9年から14年までの5年間に作詩発表されて、大正10年(1921)作がもっとも多い。雨情の年齢で言えば、38歳から42歳の間である。
 雨情は、その後も作詩は続けているが、これらの歌に匹敵する歌は見られなくなって、作詩者たちの世話役、選者、評論家としての活動が多くなった。それまでのヒット作で有名人になった雨情の元には、地方の新民謡や市町村の歌、校歌などの依頼が殺到したようで、各地から誘いもあって、講演旅行に良く出かけている。
 放浪に近い生活の後、33歳で前の妻と協議離婚、36歳で再婚、ようやく安定した生活に入り、それまでに温めた詩魂が一気に噴出して名作が集中して生まれたのだと思う。
「増田周作のおはようコラム」は平日の毎日更新します。
土・日は論語講座を発信しますが、祝日はお休みです。
 
日新フォトミュージアム

※写真をクリックすると拡大します。


野口雨情の生家





甘辛雑感

10月16日(木) 更新

アメリカ流合理主義的価値観の支配するグローバル化は過大規模社会をつくる

 グローバル化が社会秩序の崩壊を招くと書いたが、日本国全体を一纏めにした、日本社会が、大規模過ぎるので、日本をもっと細分化した方が良い、と言っているのではない。日本という国は、世界各国の中で、どちらかというと、歴史や伝統も長く、文化程度も低い方ではなく、全体としてまとまりは良い方であった。これまで、欧米諸国に比べて、苦労もせずに秩序がそこそこに保たれて来たのは、長い歴史や伝統、文化程度の高さに負うところが大きい。
 ところが、昨今では、「世界のグローバル化は進んでいる。その外には立てないから、そこに溶け込む為に不都合な点は捨て去ってグローバル化に邁進するしかない。」という、主として経済界の立場から、グローバル化した世界へ参入する格好で、この国のグローバル化は進行してきた。しかし「世界のグローバル化」とは正確に吟味すれば「アメリカ的価値観の支配する世界の一色化」であることがわかる。つまり、アメリカ流合理主義的価値観の支配する巨大社会の一員に日本国は位置付けられたということである。この巨大社会の秩序を保つ指導原理は、市場原理的競争主義、財力拡大至上主義などなどであり、経済活動を制限する規制の排除を目指す姿勢が、行動全般の際限ない自由を容認する格好になり、その結果、日本的社会秩序の崩壊を招いたように見える。日本社会の秩序をほどほどに保って来た、グローバル化に不都合な諸事は、「改革」とやらで捨て去ってである。かくして形成されたグローバル社会は、過大規模でなければよいのだが。(角野圭一)




人替わりコラム

10月16日(木) 更新

名物?

 11日に開催された、福島県トラック協会主催「トラックの日フェスタ 安全環境製品コーナー」のお手伝いをトラックXチームでさせていただいた。前週の3日にトラック協会にて、同イベントの説明会が行なわれたので福島まで行って来た。
 同様のイベントお手伝いを各地でしているが、いつもイベント前夜は、出展メーカー数社の方と一緒に夕食(懇親会)をしている。「今回もメーカーの方とおそらく食事になるだろう。何がいいかな〜?下調べしておこう」と考えていたので、福島駅からトラック協会までのタクシーで、運転手さんに聞いてみた。
私「(カクカクシカジカで10人くらい集まるのですが)このあたりでオススメの店とか名物とかあります?」
運「困ったなあ。福島市は食べ物聞かれるのがホント困るんですよ。出されたものを食べるしかないなあ」
私「強いて言えばっていうのはないですか?」
運「柏屋の饅頭か、ままどおるかなあ。だけどお菓子だもんなあ。あっそうそう、今はあれがいい。」
私「何です?(かなり期待しながら)」
運「梨ですかね。」
私「・・・」
困った。メーカーさん10名で梨を剥いて食べるか…。
 トラック協会に着き、協会の方にも聞いてみたが、皆さん異口同音に「食べ物はない。今のオススメは梨」やっぱり梨しかないのか。
 説明会や会場確認を終え福島駅へ。観光案内所があったので聞いてみた。
観「福島といえば餃子です!」(・・・宇都宮なら聞いたことがあるが・・・)
私「餃子以外だったら?」
観「福島っぽいといえば、笑笑ですね!」(それはチェーン店ではないのか?私の自宅から徒歩1分のところにもあるぞ・・・)
私「笑笑の他にオススメは?」
観「いろはにほへと、とか つぼ八 ですね」
私「・・・」
 どうしたものかと悩みながら、とうとうイベント前日夜を迎えてしまったのだが・・・。何かが伝わったのか、この日に限って誰からも電話はかからず。伊藤氏と2人(←お酒を飲まない2人)で居酒屋「いろはにほへと」に行き、ウーロン茶片手に焼き鳥とか唐揚げとかフツーのものを食べた。
このコラムは日新出版編集担当者がそれぞれのエピソードをもりこんで構成しています。
日・祭日を除く毎日、人替わりでの更新となります。
 





 
 

面白くてその日から役立つ毎日替わりの豪華執筆陣

【おはようコラム執筆】増田 周作
日新出版・トラックショー・Truck−X創始者

【月曜日担当】
伊与田 覚
歴代総理の師安岡正篤直弟子 日本論語の第一人者

【火曜日担当】中田 信哉
流通学の権威トラック界の超有名人 神奈川大学教授

【水曜日担当】古河 隆 
日本フルハーフ顧問(前社長)。豊かな文人的素養の持ち主

【木曜日担当】角野 圭一
専門は物性(磁性)物理学 横浜国大名誉教授工学博士

【金曜日担当】鈴木 純子
紅一点、文化放送の現役美人アナ。気象予報士。

【土・日曜日担当】伊与田 覚 (月曜日の再掲載)

その他ユニーク個性丸出しの日新出版社員総出の人代わりコラム

 

10月の人替わり担当者
    1
永沼
2
箱崎
3
澤田
4 5
6
秋林路
7
於久田
8
大石 
9
伊藤   
10
岡田
11 12
13 14
永沼
15
箱崎
16
澤田
17
秋林路
18 19
20
於久田
21
大石 
22
伊藤   
23
岡田
24
永沼
25 26
27
箱崎
28
澤田
29
秋林路
30
於久田
31
大石