増田周作のおはようコラム

豪快に笑う岡部雅弘社長
(ワタヤテクノトラスト)
2月9日(火) 更新

電気バスから釣り鐘製造現場まで 富山・高岡

 2日の富山での取材は、北信運輸に続いて北陸電力開発の電気バス取材。その次はトラックについては何でもありの、元気溌剌ワタヤテクノトラスト岡部雅弘社長。午後は定温輸送の大高運輸の佐賀玲子社長に取材した。富山取材の道案内は菱重コドチェーンの手嶋盛也金沢営業所長。10年近く前、全国のトラック協会長を訪ねた時、名古屋の所長だった手嶋氏に案内され、早朝に訪れた同社営業所で始業前のラジオ体操を一緒にして、短い挨拶をしたことがあった。電話連絡した時、体操の増田社長とすぐ想いだしてくれた。
 大高運輸は菱重の大ユーザーだが、本誌の読者ではない。佐賀社長は海外旅行から帰ったばかりのところに、大手取引先トップの急死の報が入って、多少憔悴の様子。こういう場合、若手記者ならとりつく島がない、という状態だが、話している間にうち解けて、取材に応じてくれるようになった。ただ、化粧もしないままなので、写真だけは勘弁して欲しい、との申し出は勿論了承、父君で創業者の写真を撮った。
 これから金沢に入るが、途中の高岡は銅器で有名な所、知り合いはないかと聞くと親切に紹介してくれて、部外者では見られぬ釣り鐘の製造現場など3箇所も見学できた。
「増田周作のおはようコラム」は平日の毎日更新します。
土・日は論語講座を発信しますが、祝日はお休みです。
 
日新フォトミュージアム

※写真をクリックすると拡大します。


釣り鐘製造現場の枠作り。精巧な木型から砂を固めた鋳型へ。





プロフェッサー中田のバーズアイの世界

2月9日(火) 更新

大学生の2種ーー大学に向かない人

 大学生には二つの別がある。「大学に向く人」と「大学に向かない人」である。ただいま、期末試験の真っ最中である。かつては履修者が800人もいて、採点も一仕事だったが同じ科目を新規採用者と非常勤講師によって3つに分けた結果、私の履修者は1時間目なので200人足らずになった。そこで採点も丁寧になる。
 採点しながら考えたのだが現在、大学の進学率は50%を超え、選り好みしなければほぼ全入となった。したがって、以前だったら大学などに来て無駄な時間をすごすようなことはしないだろうと思われるものがたくさん大学生になっている。
 どういう理由で来ているのか判然としないが「親や先生が行けと言ったから」「回りの友人たちが行くから」「4年間遊べるから」「家の近くに大学があったから」「大学卒ぐらいの肩書きはあったほうがいいと思ったから」「当面したい仕事がなかったから」「プロ野球から誘いがなかったから」「サークルで音楽やお笑いをしたかったから」「気がついたら大学生だったから」などなどである。
 こういう連中は本来、大学に来て無駄な時間を過ごすよりも早く仕事を覚えるためにいわゆる「職人」の世界へ行ったほうがよい。というよりも大学を出て営業や事務や研究の仕事をするよりも手に職をつけたほうが出世は早いはずであるし、大成できる。人間国宝を狙おう。伝統工芸士でもよい。
 試験の答案を見ているとこういう分類の学生がたくさんいる。私の試験は記述式であるが「文章がまるで書けない子(文は書いてあるのだがまず、意味不明)」「問題の意味がまるでわからない子(何を聞かれているのかどういう類の問題なのかわからない)」「世の中のことをまったく間違って覚えている子(いくらよい答案でもこれは夢中の是非は是非とも非なり、でダメ、たとえば、講義でも何回も出てくるし、教科書にもくどいくらい書いてあるが日本の貨物輸送の大部分は鉄道によって運ばれていると思いこんでいる)」「試験勉強とか予習とか復習とか教室以外で勉強するという習慣がまったくない子」「答えをギャグか一言でしか答えられない子ーー以前、こういう意見についてどう思うか、と聞いたら(私もそう思う)、と答えたのがいた、日本の経済の問題点を聞いたら(悪徳代官がいること)と答えたのがいた」「書いている字がだんだんと右下がりになってきたり行が並行にならない子」「自分の名前の漢字を間違って覚えている子」「卸売業を御売業、海岸を海岩、三越を三超、問題を門題、などと書き、それが3行の文に10個くらい出てくる、あるいは安うり、物りゅう,げん理、国会ぎ事堂などと書く子」。                                      
 たぶん、こういう子はlコツコツと同じことをやり続ける能力があるのだろう。そうでなければ大学には入れない。しかし、大学には向かない。



 
 

面白くてその日から役立つ毎日替わりの豪華執筆陣

【おはようコラム執筆】増田 周作
日新出版・トラックショー・Truck−X創始者

【月曜日担当】
伊与田 覚
歴代総理の師安岡正篤直弟子 日本論語の第一人者

【火曜日担当】中田 信哉
流通学の権威トラック界の超有名人 神奈川大学教授

【水曜日担当】古河 隆 
日本フルハーフ顧問(前社長)。豊かな文人的素養の持ち主

【木曜日担当】角野 圭一
専門は物性(磁性)物理学 横浜国大名誉教授工学博士

【金曜日担当】鈴木 純子
紅一点、文化放送の現役美人アナ。気象予報士。

【土・日曜日担当】伊与田 覚 (月曜日の再掲載)

人代わりコラムの掲載は、2010年1月25日をもって終了いたしました。ありがとうございました。